カードローン 限度額

1.カードローン利用限度額の決まり方

カードローンは、住宅ローンや自動車ローンのような用途が定められているローンではないフリーローンであるためとても便利です。
借入枠内であれば自由に借り入れ、返済を行うことができるため、自分の財布の延長線として使うことができ、最近では人気が出ています。
利便性を求めて、自由に使うことができる枠は大きい方が良い、と考えている人も多いのではないでしょうか?
でも、カードローンの利用上限額ってどのような基準で決まるのでしょうか?
ここからは、利用上限額の決まり方について説明していきます。

 

1-1.限度額決定は年収が基準に

一般的に、利用限度額は金融機関が決めるのですが、決める上での基準とは何なのでしょうか?
基本的には顧客の年収が限度額決定の基準になります。
当たり前ですが、安定した年収が高くなればなるほど限度額も高めに設定してもらえるでしょう。
現在では、ほとんどの銀行では100万円以下までであれば年収に関係なく借入が容易になっているため、特にそれ以上の額の融資を受けたい場合には年収が大切な要因となります。
また、カードローンの申込の際に契約情報を記入する申請書があるのですが、そこに希望限度額を書く欄があります。
ここに顧客が希望額を書くと、その希望が通るとは限りませんが考慮はしてくれます。

 

1-2.総量規制と限度額の関係

さて、お金を融資してくれる金融機関には、みずほ銀行や三菱東京UFJ銀行といった銀行系と、アコムやプロミスといったノンバンク系の2種類があることをご存知でしたか?
ノンバンク系業者は融資を行う際に総量規制というものがかかってきます。
総量規制とは、「その人の年収の3分の1以上の額の貸付は行ってはいけない」とする法的な制限のこと。これがあるためノンバンク系カードローンを使う場合には利用上限額は、最大でも年収の3分の1までにおさえられます。
これに対して銀行系業者からお金を借りる場合には総量規制の対象外であるため、「年収の3分の1以下の額」の制限を受けません。
そのため、法的には年収以上の額の借入を行うことも可能です。
しかし、現実には銀行側もリスクを冒したくないため年収の3分の1以下を限度額として設定してくる場合がほとんどです。

 

1-3.他社借入が影響することも

また、年収と希望額以外では借入件数、他社借入総額、他社借入枠が限度額に影響することもあります。
契約しているカードローン業者が一つだけでない場合には限度額の決定時に不利に働いてしまうでしょう。
また、あまり知られていませんがクレジットカードのキャッシング枠や他の各種ローンも限度額が引き下げられてしまう原因となります。
特に、クレジットカードのキャッシング枠は契約時に知らず知らず内に付け加えられている可能性もあるため注意が必要です。
もしも限度額を高くしたいのであれば契約するカードローンを一社だけに絞り、クレジットカードのキャッシング枠を無くすなどすると良いでしょう。

2.初回契約時は限度額が低め?

さて、限度額は主に年収から定められると説明しましたが、実は新規契約時から高い限度額を設定してもらえることは稀です。
一般的な会社勤めの人であれば多くても50万円程度だと思われます。
限度額を高めるためには、毎月の約定返済をしっかりと行い、取引実績、返済実績を作っていく必要があります。
取引を繰り返して顧客として信用度が上がれば、上限額引き上げ申請を行うことで限度額を高めることができるでしょう。
では、信用度を高めていくにあたって何か注意すべきポイントはあるでしょうか?

 

2-1.利用実績を積み重ねれば増額も可能

利用実績としては主に、借入と返済があります。
基本的には、利用実績を重ねるためにはお金を借り、借りたお金は責任を持って返していく必要があります。
特に、返済に関しては気を付けなければいけません。
まず、返済を滞らせてしまう事は絶対に避けなければいけません。
上限額引き上げ申請時に不利になってしまうだけではなく、あまりにも悪質な場合には所謂ブラックリストに顧客情報が登録されてしまうこともあります。
「借りたお金は任意返済も併せてすぐに完済する!」、これを守ることで実績を高めていくことができます。
なお、上限額引き上げの頻度に関しては、大体半年に一回が目安となっています。

 

2-2.増額すれば金利が下がる

上限額を引き上げることによって得られる利点は色々とありますが、一番大きなメリットは利率が下がることでしょう。
ほとんどのカードローン業者は各顧客の金利をその人の利用限度額を基に設定しています。
例えば、オリックス銀行カードローンの場合には、100万円以下の限度額だと最大金利は17.8%、しかし上限額が400万円になると金利は10%を下回ります。
このように、限度額が上がれば上がるほど金利を下げてくれるカードローン業者が多いです。
もちろん、上限額引き上げにはそれなりの信頼関係、取引実績が無ければ応じてもらえませんがチャンスがあれば申請することでお得に融資を受けることができます。
特に、100万円以下の限度額だと法律で定められている上限金利での取引になるケースが多く、この金利で融資を受けることはあまりオススメできません。

 

2-3.増額するには審査あり!

このように、上限額の引き上げを行うことで金利面で大きく優遇されます。
しかし、誰でも上限額を上げることができるわけではなく、カードローンの新規契約時のように上限金額引き上げの際には再び審査を受ける必要があります。
審査内容は、取引実績、返済実績、年収、他社借入件数などで、これらを厳しくチェックされます。
上限額を引き上げるという事は、顧客の返済能力によっては業者にとっても大きなリスクとなってしまうため、ある程度厳格な基準の下で審査が行われます。
晴れて審査に通ったら電話でその旨と新しい上限額に関しての連絡がきます。
一旦上限額が引き上げられれば、以降は例え少額融資でもその金利が適応されるためお得です。

3.実際に借りられる金額とは

実際にカードローンで借りられる金額ですが、信用情報、属性情報(年収、勤続年数等)、申請書の内容、を総合的に判断して上限額が決められるため顧客一人一人によってまちまちです。
信用情報に傷が無く、年収も高ければそれだけ有利な条件でカードローン契約を結ぶことができるでしょう。
これに対して、信用情報に傷がある人の場合にはリスクを見越して低い上限額からのスタートになります。
あまり知られていませんが、クレジットカード料金の支払い、借金返済だけではなく、携帯電話料金の未納も信用情報に傷を付けてしまう原因であるため注意が必要です。
どこで信用情報にダメージがいくか分からないため、お金に関する支払いは滞りなく行うことが大切です。

 

3-1.会社員など一定の収入がある場合

会社勤めで毎月安定した収入がある場合には、カードローンの業者にもよりますが、比較的高い上限額からのスタートが可能です。
具体的には、利用上限額200万円前後が多いようです。
基本的にカードローンは上限額100万円を一つの区切りとして高利子かどうか変わってくるため、最初からそこそこの利子で借りられるのは大きなアドバンテージです。
もちろん、勤続年数が長かったり、年収が多い場合にはそれだけ更に有利な条件からスタートできます。
しかし、いくら年収があっても信用情報がボロボロだと低限度額、高利子での融資になってしまうため注意が必要です。

 

カードローン 限度額 会社員

 

3-2.学生やアルバイト、主婦などの場合

会社員のように毎月安定した収入があるわけではないフリーターや学生、主婦の場合には最初から200万円前後の上限額を設定してもらうことはできないでしょう。
これは、お金を融資する側にもリスクがあることを見越しての条件設定なので仕方がないのです。
これらの人達の場合には上限額10~30万円に設定されることがほとんどです。
また、安定した収入が無いことから、上限額引き上げ依頼にも応じてもらえない事が多いため、これ以上の額の融資は諦めておいた方が良いでしょう。
余談ですが、最近では無職や専業主婦が相手であっても、少額ですが、融資を行っているカードローン業者も増えてきています。